2012年1月17日火曜日

1/17 そして 3/11

あぁ、もうすぐやなぁ、と思ってたら、
今日やった。

あさとです。

17年前、どんな地震・震災があったのか、
オレの住んでる周りを見る限り、
その爪痕はほとんどない。

だからかもしらんが、普段、忘れがち。

震災で苦しみ、悲しみを抱えた人にとっては、
忘れたくても、忘れられへんのやと思う。

同じように15年以上の年月が経ったころ、
去年の3月の地震・震災・事故は、
どんな風に語られてるんやろう。

今回は、震災からの復興というだけではなく、
史上まれにみる、放射能とのたたかいがある。

前を向いて歩こうとするとき、
そこは明るく照らされてるんやろうか。

薄明かりで、先の見えない状況で、
「よし、前向いて歩くぞ!」と言える人が、どれだけいるんやろうか。

去年の6月と7月とに、気仙沼/大島に行って、
街の惨状を見たとき、とても怖かった。悔しかった。悲しかった。

情の欠片もなく、すべてを押し流し、
何もかもをもぎ取って、海に戻っていく。

オレが涙を流したって、何も変わらないのはわかってる。

気仙沼/大島に行くことが決まったとき、
オレは、「絶対、泣かへん」と、
自分の中で約束事をしていた。

けど、あの惨状の中でも、
懸命に復興に向けて、帆を上げようとしてる人たちを見ていたら、
どうしようもなく涙が出てきて止まらなかった。

過去をなかったことにはできへん。

けど、
前に進むだけが全てではないと思う。

どうか、一刻でも早く、
心安らかに、眠れる日が訪れますように。

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