【プロローグは、こちら】
6時ジャストに、紀伊国屋の前に着くも、サイン会の案内がない…
まさか、もう打ち切り?!
いや、そんなはずは…
店員に場所を確認すべきか、
それとも自力で会場にたどり着いて、発見のよろこびを味わうべきか。
いや、ここは、店員に聞くのが無難やろう。
「あの…姜尚中さんのサイン会はどこで…」
「姜尚中」って呼び捨てにせず、
「さん」付けで、呼んでみるという姑息な技を駆使しつつ、
ちょっと気弱な感じのファンを装ってみたが、
まずをもって、彼のファン層の設定ってどんなん?
丁寧な店員の説明を元に、指示された場所に行くと、もうすでに50人以上のファンが。
大半は、昼間から暇ぶっこいてる金持ちの奥様辺りか。そういえば、20代オノコもちらほらと。リーマンよりも多いかんじ。
「ここは暑いので、後30分後にお越しいただければ…」
店員の妙な発言に、普段のアタクシが仮面をはぎそうになりながら、
「えぇっと、30分後に来て、サインはもらえるんですか…」
まだ気弱なファンの設定が抜けきらず、
「整理券をお持ちの方は全員、ご案内しております。」
「えと、それは時間が遅くなるだけってことですか…」
って聞こうとしたら、姜さま大好きオバサマが、アタシの前を通りすぎて、並ぼうとしてるじゃない!
「えと、お客様…」
の店員の制止を無視するかのように、
「サイン会はこっち?」
と宣うオバサマ。
あぁ結構ですよ、お先に。
満面の営業スマイルで、オバサマを前へやり、その後ろで、「最後尾」の看板をもつ若手店員の元へ。
ここまで来れば、後は待つのみ。ざっと3、40分は待つかんじね。
おっと、もしかして、あれは即売か?それとも単なる展示か?
目にとまる「姜さまのすべてがわかる本」。
最後尾のボードを持つ店員に、いつものクセで、
「あそこでもう1冊買えば、サインを2冊ともにしてもらえますか?」
言葉尻は穏やかでも、目には大阪のオバチャンが宿っていたはず。
いきなりの質問に戸惑う店員に、まだも気弱なファンを演じるが、そろそろ時間切れ。
このキャラは長持ちせんらしい…
「2冊とも、してもらえるんですか?」
はっきりと明確に答えない店員に、苛立ちながら、もっかい聞いてみた。
「お一人様、1冊なんです。」
そりゃ残念。あわよくば、もう1冊サイン本がゲットできたのに…
さて、これから30分、何をしようかしら…
あ、そうだわ。実況中継よ。
次編、乞うご期待。
2009年8月11日火曜日
サイン会って、こんなもんかしら(前編)
12:39
あさと
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