昼前から降り始めた雪に気づいたのは、
壁にはめ込まれたガラス越し。
ここ10年、とんと降りもしなかったのに、
こんなときに限って、振りやがる。
効き過ぎた暖房のせいで、
ロンTだけで仕事をしてるオレにとって、
窓越しに見える風景は、
どこかのテーマパークのエキシビション。
花鳥風月を愛でる
そんな「高貴なオアソビ」をやってる余裕なんてないけども、
前庭にあるアジサイに新芽が萌えてたり、
桜の枝で、渡り鳥が羽を休めてることで、
「春」を感じ取ってみたり。
一晩もすれば、消えてなくなる淡い雪景色。
そっと手にとってみれば、
もろくも溶けさるセツナさ。
一層のこと、冷凍保存でもしたい。
北の大地に降る雪と違って、
どこか湿気をおびた雪は、
結局、足元を悪くするだけ。
ほんの一時の降雪を楽しむ。
街を覆う真っ白なブランケットに、
セツナさを感じつつも、
高揚感を抱けただけでも、
儲けもんなんかもしらん。
仕事を終えて、
駅まで向かう道の向こうに、彼の姿が見えたのに、
なぜか声をかけられなかった。。。
あの時感じた「暖かさ」は、
却って、「冷たさ」を際立たせ、
オレを冷え込ませる。
日常と、非日常の往き来を愉しめる、
そんな余裕がほしいな。
2008年2月10日日曜日
ポジション探し
0:57
あさと
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